暴走族彼氏
●アキラ●


「・・・アキラ、あたしのことホントに好き?」


亜由が真剣に、そして不安そうな顔で聞いて来た。

今までだって、こんな言葉は何度も言われてきた。

でもそれは今の亜由と違って、オレに好きって言ってもらうことに満足するためのもの。

でも亜由には真剣にこたえないといけない。


「あたり前だろ!?」


「じゃぁ、あたしのどこが好きなの?」


亜由は少し悲しそうで。


「っそりゃ・・・。」




全部だよ。


でも亜由は全部なんて言ったって、もっと不安がらせてしまうだろ。



「・・・やっぱり。言えないんじゃんっ!?

・・・アキラは遊びで付き合ってるのかもしんないけどっ、あたしは、付き合うのだってキスだってアキラが初めてでっ・・・アキラだったらいくらでも女なんかよってくるんだから、あたしなんか相手にしなくてもいいじゃんっ!?」


亜由は目に涙をためてて。


亜由はオレのことを思って泣いてくれてるんだ。





―ぎゅ




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