暴走族彼氏
あたしとアキラは一緒に振り向いた。
「イチャついてるトコ悪いんだけどさぁ~・・・
今日は話があるんだ。」
メンバーの一人の涼が言った。
涼は、総長代理のあたしよりもみんなをまとめてくれている。
「何?話って。」
みんなも集まってくる。
涼の真剣な顔にみんなも、きっと良い話ではないんだと勘付いてる様子。
「実はさぁ、オレの高校の後輩から聞いた話なんだけどよ。
今、悠希がいねえじゃん?
そのうわさ聞きつけて、“J”のヤツらが俺たちのグループのっとろうとしてるらしいんだ。」
「“J”って・・・?」
「この辺でかなり有名な不良グループなんだ。
俺達もそこそこ知られてるほうだけど、Jのヤツらはヤクザとかとも繋がりがあるらしくて。
頭のヤツは見たことねぇし。
多分そのうち絡んでくると思う。」
「マジかよぉ・・・。
“J”って言ったら、かなり顔が広いって有名じゃん。
悠希いなくてどーすんだよ・・・。」
それって・・・
「ごめんね。
あたしがしっかりしてないからだよね・・・。」