ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~
「アリカ、酔い覚めた?」
「えっと、なんかお腹すかない?」
「もう、平気だよな」
「喉かわいたなー、なんて……」
「アリカ」
なんて甘くて低い声で耳元で囁かれるから、思わず目を閉じた。
ギュッと抱きしめられながら後ろのベッドに座らせられる。
「記憶無いとか言うなよ?」
「し、しつこいな……」
「すっげ、好き」
「んッ……、」
何度も何度も繰り返されるキスで、冷えきった唇に熱を持っていく。
「んんっ、や」
「アリカ、好きだよ」
ダイの額が私の額にコツンと押し当てられて、何度も繰り返される"好き"という単語にダイの事が直視できない。
「こっち向いて」
「やぁ、……ぁっ」
ホッペにキスを落とされて、首筋をなぞる様に音を立てるから、くすぐったいような変な気分になってきた。