大好き、だからずっと一緒にいたい·····
料理が運ばれてきて、食べようとした、その時、悠介君は真面目な顔で私を見ながら言った。

『綾音は好きな人っている?』

唐突な質問。

それだけ言ったら、悠介君は、下を向いてバスタを1口食べた。

『…』

答えられないよ。

佐竹さんは…やっぱり憧れだし。

好きな人って言うのは、おこがましいかなって思うし。

『いるんだ』

まだ食べながら下を向いてる。

そして、顔をあげて、口元を紙ナプキンで拭いた。

『いません、好きな人は…』

恥ずかしくて私もパスタを食べた。

『美味しい…』

ボソッと言ったら、悠介君は、それに被せるようにハッキリと言ったの。

『俺と付き合って』

私は、持ってるフォークを落としそうになった。

かろうじて、フォークは落とさずに済んだけど、そのまま私は固まってしまった。

『俺は、綾音が好きだ』

まだ固まったまま動けない。

『ずっとそばにいて欲しい』
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