大好き、だからずっと一緒にいたい·····

『乾杯！』

佐竹さんの掛け声で、みんな一斉にドリンクに口をつけた。

私は、ウーロン茶。

残念ながら、お酒は一切飲めないの。

悠介君も…

まだ未成年だから、ジュースを飲んでる。

佐竹さんは、ワイン。

恐ろしくワインが似合う。

香さんは、ビール。

意外な感じが少ししたけど…

みんな、思い思いに話し始め…

料理もオシャレで、お腹空いてたから、少し集中して食べた。

『美味しい～』

そんな私を見て、悠介君は少し笑った。

私は、恥ずかしくなった。

でも、そんなやり取りも、ちょっと嬉しい感じがしたの。

2人のことは、秘密。

特に、私が絶対言わないように強く言ってる。

だって、もしも…この関係がバレたら、大変なことが起きるから。

悠介君は、私みたいな誰かわからないやつと付き合ってるって叩かれるはずだし。

映画や、他の仕事にも影響が出るよね、きっと。

これはオマケだけど、私は、さらに麻里さんから強く睨まれる。

ま、それはいいにしても、悠介君に迷惑は絶対かけられない。

それだけは、どうしても嫌だったの。