大好き、だからずっと一緒にいたい·····
『かなり近かったし、もう少しでキスするみたいに見えた。なんかムカつく。佐竹さんは…綾音に興味がある。もしかしたら本気で好きなのかもな』

悠介君、ちょっと意地悪な言い方。

『そんなことない。好きなわけないよ。絶対ない。あんな大人の男の人は、私みたいなの好きになるわけないから』

『ムキになってる』

『なってない…』

『なってるよ…俺のヤキモチだってわかってる。だけど、佐竹さんだろうが、誰だろうが、俺は絶対に綾音を誰にも渡さないって決めてるから』

悠介君…

私、ドキドキが続きっぱなしで、もう心臓がもたないよ。

優柔不断なの?私。

今は悠介君が私の彼氏なんだから…

ちゃんと佐竹さんを、私の心から追い出さなくちゃいけないよね。

でも、あんな大人の迫り方…

佐竹さんにあんなこと言われたら…

これ、夢なのかな?

もう、わかんない。

私、お酒飲んでないんだから~


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