大好き、だからずっと一緒にいたい·····
『私、悠介君とずっと一緒にいたい。これから先もずっと』

ドキドキしたけど、思い切って言った。

『綾音…』

悠介君、声震えてる?

『悠介君、大丈夫?』

『…うん』

やっぱり震えてる。

『悠介君…』

『…綾音。俺…』

少しの静寂。

『俺、綾音と結婚したい』

私は、その言葉に、携帯を落としそうになった。

手に力を込めて、携帯を握り直し、私は聞いた。

『悠介君…結婚の意味、わかってる?』

『当たり前だ。ちゃんとわかってる。俺のお嫁さんは、綾音しかいないって決めてるんだ。俺は、綾音と一生一緒にいたい』

戸惑ってる私。

ずっと一緒にいたいけど、結婚なんて…

『悠介君は今、1番大事な時だよ。彼女の存在なんて、あってはならないし、ましてや結婚なんて、絶対ダメだよ』

『みんなに公表して、その上で俺は頑張りたいんだ』

『甘いよ、絶対ダメ!公表なんてしたら…』

私は、思わず怒り口調で言ってしまった。

それだけ本当に反対だったから。
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