大好き、だからずっと一緒にいたい·····
1日、ゆっくり休んで、夜になって早めにベッドに入っていたら、悠介君から電話が鳴った。

私は、ためらわずに電話に出た。

声が聞きたかった。

『綾音、大丈夫?今、やっと終わったんだ』

悠介君…

ありがとう…

心配してくれてたって、その声聞いたら、よくわかったよ。

『ごめんね…心配かけて』

『大丈夫なのか?』

『うん、点滴したら、ずいぶんスッキリしたの。でも、悠介君が無理するなってメールくれてたから、今日は休ませてもらったよ』

『うん、良かった。でも…綾音、ずっと無理して頑張ってたんだろ。俺、全然気づいてあげれなくて、本当悪かった』

違うよ、悠介君は何も悪くないんだから。

『私だよ…私がダメだったんだ。健康管理、ちゃんとしなきゃいけないのに…おかげで、佐竹さんのヘアメイク出来なくて、他のスタッフにも迷惑かけて…心配もさせてしまって』

『綾音は、頑張ってたよ。すごく頑張ってたから、疲れが出たんだ。佐竹さんのために、ヤキモチ妬くくらい、一生懸命でさ』

『悠介君…佐竹さんのためだけじゃないよ。悠介君と佐竹さん、2人のダブル主演映画、絶対に成功させたいって、私、そう思って…なのに、悠介君が私の何倍も頑張ってて大変なのに、私が倒れて…』

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