2度目の忘れられない恋


「…凄いねみおさんは。かっこいいよ」

「へ…?」

いきなり褒められたら戸惑ってしまう…

「かっこいいだなんて…美化しすぎですよ〜笑

私なんかまだまだ子供ですし、三影さんの方がよっぽどかっこいいですよ」

そういうと、三影さんの耳がポッと赤くなった

「どうしました?」

「あぁ…いや大丈夫」

そういや、みおさんっていくつなの?」

あれ、歳言ってなかったか。
公表してないしね、

「18歳です。今は高校3年生です」

「…。」

…なんかポカンとされたんだけど。
イケメンが台無しですよ?

「あの…」

「…18って冗談?それとも、本当?」

冗談?

「本当…ですけど?ほらっ」

なぜか疑われたので、保険証を見せる

「マジか…
高校生に全く見えなかった、もう二十歳越してるのかと…」

え、私そんなに老けてるの…

「凄い大人っぽいって意味だよ?雰囲気だって落ち着いてて、
うちの森ちゃんより断然大人だわ。笑」

森ちゃんって…あ、森聖奈さんか!
彼女は三影さんと同じLOOPのの唯一の女子メンバー。

すっごく綺麗で、いつかお話ししてみたいなーって思ったり。
でも、森さんって三影さんと一緒で25歳だったはず…

わたしの方が大人っぽいだなんて、絶対にありえない。

「それは無いです!私なん…」

…また話してる最中に携帯が鳴った。

画面を見ると来太くんから

“まだ帰らないの?”

と言うメッセージ。

そのあと、三影さんが送ってあげるよって言ってくれたので

お言葉に甘えて家まで送ってもらった

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