2度目の忘れられない恋
「おっ、みおちゃん来たか!」
「…ちゃんと来ました。」
来太くんはまだ仕事があるらしく、私を送って行ってしまった
「んじゃ検査始めるよ〜腕出して」
…やっぱり血液検査するのね。
渋々腕を出す
「あれ、今日はやけにすんなり出すね」
いつも嫌だ嫌だ渋ってるのに」
確かに、いつもはなかなか検査に応じない私
こんなの珍しいよね。
「…今日は早く帰りたいんです。
痛くしないでくださいよ…?!」
「はいはい頑張りまーす」
「いったいって…!」
「そう?ごめんごめん。はいとりあえず終わりね〜」
「とりあえず…って事は、また点滴ですか…」
「もう当たり前のことでしょ?
2時間で帰れるから頑張って」
また針刺されるの…
さっさと点滴の針を刺され、暇になってしまった
あ、そうだ!三影さんの連絡先…
私のを教えて、後でメッセージ送るねって言われたから、まだ私は知らないんだよね…
連絡来ないかな〜って思いながら携帯を眺めてると、
「あ、来た、」
タイミングよく三影さんからメッセージが
病院だけど、ちゃんと携帯使っていいところで見てるからね?
「三影です。ちゃんと病院に行ったかな?笑」
…ちょっとバカにしてるよね。うん。
「行きました!そこまで子供じゃないです!」
「お、偉い偉い!あんな姿見た事ないから可愛かったよ」