2度目の忘れられない恋


家に帰ると、

「病院のご褒美な」

って書かれたケーキがあった
来太くんだね。何だかんだ本当に優しい。

お風呂上がったら食べよ〜

「美味しい。」

さすが来太くん、わたしのこのみをわかってる。

「三影さんだ…
も、しもしっ」

「もしもし、今大丈夫??」

「はい!私ももう少ししたらかけようと思ってたとこです」

「良かった。あ、病院お疲れ!大丈夫だった?」

「はい、検査の後点滴ぶっ刺されましたけど…」

「ははっ、大変だったね〜笑」

まだ最近話したばかりなのに、もう何年も知っていたように話せる。不思議だね、

「あ、そうそう話の続きだ。みおさんは何か出来る楽器あるの?」

来太くんに病院へ連れていかれるまで、音楽の話をしてた

「私はピアノくらいですね。小さい頃ドラマの役でピアノを弾かないといけない時があって、それからちょこちょこ練習してます」

「へぇ〜、役作りのために練習したんだ…凄いね。」

「三影さんなんでもできそう、れ

「基本的な楽器は一通り。ピアノとかギターとかドラムとか、一応アーティストだからね〜」

…本当に何でもできちゃうんだ、

「…凄すぎますね。
ドラムかぁ〜、楽しそうですよね!一回やってみたいなぁ」

あんなに叩けたらかっこいいし、楽しいだろうなり

「ドラム興味あるの??」

「そうですね…」

「…じゃあ今度さ、家おいでよ」

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