2度目の忘れられない恋


特にいつもと変わらないはずなんだけどなぁ

「…あ、多分これです!」

私は持っていた紙袋を渡した

「これ?」

「はい、今日朝からパウンドケーキ作ってたんです。
三影さんこの前甘いもの好きって言ってたんで…」

手土産になにを持って行こうか迷って、作ったんだけど…よかったかな?

「マジで?めっちゃ嬉しい…!
ありがとう!」

良かった…

「そこの端の部屋で待ってて」

「はい!」

白い扉をあけると、これまた凄い。

そこには沢山の楽器や機械が置いてあった
想像以上の量。

「ピアノ弾いてみてよ?」

そう言いながらお茶を持ってきてくれた三影さん

「え、全然うまくないですよ?」

私のピアノなんて趣味程度
プロの前で弾くのはね…

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