2度目の忘れられない恋
「…財布と携帯と…これだけあればとりあえずは良いよね、」
日曜の10時前
三影さんの家に行く準備をしています
先週、来太くんが
「三影さんのこと好きなんだ」
なんて変なこと言うから緊張するじゃん…
あー…余計なこと考えたらダメだ。普通に行こう普通に。
1人であたふたしていたら、家の前に着いたと連絡があったので急いで家を出る
「…おはようございます!」
「おはよっ、乗って?」
「あ、はいっ」
私と三影さんの家は思ったより近くて、15分ほどで着いた
「えっ、凄…」
着いたのは大きなマンション
流石人気アーティスト…
「はい、どうぞ〜」
「お、邪魔しますっ…」
…なんと綺麗なお家、広くて真っ白で、ドラマで見るような部屋。
「なんか今日すごい良い匂いする」
「っ!?びっくりした…」
部屋に見とれていると、三影さんがいつのまにか私の後ろにいてそんなことを言う
「ごめんごめん、びっくりさせた?
なんか今日いつもと違う香りがしたからつい」
「そうですか…?」