2度目の忘れられない恋


「空さん…?」

なぜか空さんに抱き寄せられた

「あの、えっと…」

「やっぱり俺、今日みおさんに会えて良かったよ。ありがとう。」

「…私何にもしてないですよ?」

突然お礼を言われても、私本当に何もしてない。

「何もしてないことない。
みおさんの存在自体が俺の元気の源だから。

…あ、ごめんそろそろ行くね。また連絡するから!」


私のおでこに、チュッと大人ならキスを落として部屋を出て行った

「…何が起こったの、」

だんだん耳が赤くなるのが分かる

私の記憶の中で空さんと出逢ってまだ2週間
前の私がどう思っていたのかは分からないけど、
少しずつ惹かれていることには違いない

私は耳に熱をのこしたまま寝ころんだ。


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