あの月をあなたと見れますように。

去年の入学式の初々しさも何も残ってない、2年目の高校生活が今日からスタートしようとしていた。


私、夜桜 今宵(よざくら こよい)は対してドキドキしないであろうクラス替えの名簿をみて、自分が3組だということをしると、直ぐに教室へ向かった。


私の通う高校は学力もそこそこ、部活もそこそこな普通の私立高校である。

対して目標もなく家から近いし、校舎が綺麗だからこの高校に入学した。


高校ってなんか、小学校、中学校と違ってドキドキするものかと思ったけど、そんなことも無く日々過ごして行くうちに学校にきて、授業受けて、帰る。

この繰り返し。

何も面白くない。


そして、私は自他共に認める美少女である。
さらに、性格が悪いときた。

女子から嫌われ、男子からはちやほやされる。

いわゆるぶりっ子ってやつだ。
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