君の笑顔は、俺が絶対守るから。



夜、お風呂に入ったあと、春陽くんとはちみつを垂らしたホットミルクを飲んでいた。

リビングの窓が強い風でガタガタと音を立てるたび、私も春陽くんもビクッと体を跳ねさせては、身を寄せ合う。


「窓割れちゃわないかな……」

「だ、大丈夫じゃないかな」

「お母さん、帰ってこられるかな」

「それは……どうかな。危ないからムリしない方がいいと思うけど」


時間が経つごとに、雨風はどんどん強くなっていく。

この暴風雨の中帰ってくるのは、車があっても危険じゃないだろうか。


その時ピカッとカーテンの向こうが一瞬光った。

数秒後、ゴロゴロとうなるような雷の音が響いてきて、私たちは隙間なくぴたりとくっついた。


震えることしかできないなんて、人間てなんて無力なんだろう。


「僕、雷きらい」

「私も苦手かなあ。いまのは遠そうだったからいいけど……」
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