君の笑顔は、俺が絶対守るから。
「家に落ちたらどうなっちゃうの?」
「い、家の中なら平気じゃないかな。電気系統はやられちゃうのかもしれないけど……」
「僕らは感電しない? 死なない?」
「感電なんて言葉、よく知ってるね。たぶん大丈夫。地面に流れるようになってるから」
って、テレビか何かで観た気がする。
うろ覚えだけど、とにかくいまは春陽くんを安心させてあげないと。
まだ湯気のたつカップをテーブルに置いた時、一ノ瀬くんがリビングに入ってきた。
「……何してんだ」
ソファーの上でくっついている私たちを見て、目をすがめる。
肩にかけたタオルで濡れた髪を拭きながら、もう片方の手にはスマホを握っている。
森さんとメッセージのやりとりでもしてるのかな。
この天気だもん、彼女を心配しもおかしくない。