君の笑顔は、俺が絶対守るから。
だーかーらー! 言い方!
どうしてこう、いちいち感じの悪い言い方しかできないかな、この男は!
そんなに私のことが嫌いですか!
「私は小鳥が無事ならそれでいいの!」
「自分の身を守れるようになってから言え」
「まあまあ。一ノ瀬もそんな言い方しなくてもいいだろ? 素直に、佐倉さんが心配だから気を付けてって言えばいいのに」
高橋くんが私たちの間に入って、そんなことを言うから驚いた。
一ノ瀬くんが私のことを心配してる? そんなバカな。
「誰がそんなこと言ったんだよ」
「そういうことだろ?」
「ちがう。全然ちがう」
そりゃあちがうでしょうよ。
一ノ瀬くんは私のことが気にくわないだけだもんね。
なんだかどっと疲れが押しよせて、ため息をつく。
じゃれ合うふたりの様子をぼんやり見ていると、一ノ瀬くんが私を見て眉を寄せた。