君の笑顔は、俺が絶対守るから。
「おい。どうしたお前」
「え? 私……?」
「うん? あれ、佐倉さん具合でも悪いの? そういえば顔色が良くないね」
高橋くんに顔をのぞきこまれ、慌ててなんでもないと首を振る。
「あー、ううん。ただの寝不足で」
「ふうん。……よし。ちょっと場所移動しようか」
「え? 移動ってどこへ……」
いいからいいからと高橋くんに背中を押され、歩きだす。
背中に置かれた手を意識しちゃって「ジュースを買いにに来たんだけど」とは言えなくなった。
今日も買えなくなりそうだけど、まあいいか。
一ノ瀬くんも黙ってついてきて、たどり着いたのはあまり人のいない中庭だった。
ベンチまでうながされ座ると、高橋くんが右隣に、一ノ瀬くんが左隣りに座り、なぜか私はふたりに挟まれる形になった。
なぜ……ここは高橋くんが真ん中になるところでは。
「はい。じゃあ話を聞こうか」