君の笑顔は、俺が絶対守るから。
「人って嫌なところもあれば、良いところもあるのが普通だから」
「うん。普通だね」
「でしょ? 皆そうじゃん。欠点がない人間なんていないし、欠点だらけでも良いところがひとつもないってことはないんじゃないかな。そうなんだろ、一ノ瀬?」
「うるさい。俺に振るな」
仲良しなふたりのやり取りをすぐそばで聞きながら、本当にその通りだなあと反省した。
男の人というだけで、私の心と身体は拒否反応を示す。
でも男の人にも色々で、痴漢とかからかいとか嫌なことをする人もいれば、高橋くんのように助けてくれる男の人もいる。
頭では理解していたつもりだったけど、きちんとわかってはいなかったみたい。
男の人相手でも、良い所を探して集めていけば、この拒絶反応は消えるかもしれない。
良い所をたくさん見つけられれば、相手を受け入れられて、好きになれるかもしれない。