月夜の砂漠に一つ星煌めく
その一方で、新しく側に仕えてくれたハーキムは、まるで兄のようだった。
「ジャラール様。これより、森の中に一泊致しましょう。」
王子と言わないだけでも、珍しいのに。
森の中へ?一泊?
あんな危険な場所。
俺は遠慮する。
「私はせぬ。一泊したかったら、ハーキム一人で、行くがよい。」
「はい。では、ごめん。」
ハーキムは、私を肩に担ぎ、外にいる駱駝の上へ、乗せた。
「ハーキム!何だ、これは!」
「将来、王家を支える為の、特訓でございます。」
「はあ?」
ハーキムは自分の駱駝と、俺の駱駝を繋ぐと、森の中へと走り始めた。
「ハーキム!止まってくれ!落ちる!」
「しっかり掴まっていて下さい!ジャラール様!」
俺の言う事など、何一つ聞かず、ハーキムは森の間を、どんどん、どんどん走って行く。
「どこまで行くんだ!」
「もう少しです!」
そう言ったハーキムは、ある場所に着くと、駱駝を止めた。
「ジャラール様。これより、森の中に一泊致しましょう。」
王子と言わないだけでも、珍しいのに。
森の中へ?一泊?
あんな危険な場所。
俺は遠慮する。
「私はせぬ。一泊したかったら、ハーキム一人で、行くがよい。」
「はい。では、ごめん。」
ハーキムは、私を肩に担ぎ、外にいる駱駝の上へ、乗せた。
「ハーキム!何だ、これは!」
「将来、王家を支える為の、特訓でございます。」
「はあ?」
ハーキムは自分の駱駝と、俺の駱駝を繋ぐと、森の中へと走り始めた。
「ハーキム!止まってくれ!落ちる!」
「しっかり掴まっていて下さい!ジャラール様!」
俺の言う事など、何一つ聞かず、ハーキムは森の間を、どんどん、どんどん走って行く。
「どこまで行くんだ!」
「もう少しです!」
そう言ったハーキムは、ある場所に着くと、駱駝を止めた。