オレ様御曹司 と 極上KISS
「はい。」

会長の目はまっすぐとわたしを見ていた。

「おまえのおばあちゃんの旧名は松井琴ではなかったか?」

え?

「はい。そうです。なぜそれを・・・?」

「あぁ。そうじゃったか・・・琴は・・・では結婚したのじゃな・・・そして孫までも・・・。」

そい言うと、突然さめざめと泣き始めた会長にどうしたらいいかわからなくなる・・・。

「会長・・・?」

「して、いまは琴はどうしている?」

「15年ほど前にに亡くなりました・・・。」

「そうか・・・。幸せじゃったのか?」

「そうだと思います。祖父はその1か月前に亡くなって・・・二人とも仲良しでしたから・・・。
ずっとわたしたちの成長を楽しみにしていましたわ・・・。」

おばあちゃんのことを思い出すと目頭が熱くなった。

「おまえは・・琴に似ておるな。さっき目をみたときにそう思ったのじゃ。だから琴のことを知っているのかと思ってな・・・。まさか孫だったとは・・・。」

さっきからおばあちゃんを知っているかのような話ぶりだけど・・・

「あの・・・?祖母をご存知なのですか?」
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