オレ様御曹司 と 極上KISS


「蒼大・・・聞いた。翔から・・・。」

蒼大が出張から帰ってきた日曜日の夜、わたしは蒼大に昨日あったことをすべて話した。

そして、蒼大とわたしの血がつながっていない話・・・。

「あ、そうなの?うん。そういうことみたいだよ。」

蒼大はにまっとわらった。

「びっくりしたんだけど・・・わたしは・・けど何も知らなくて・・・悩んだんじゃないの?蒼大が知った時。」

「まぁね・・・けど・・・さんざん悩んだけど・・もう今は大丈夫だ。」

「なにかあったの?」

「ん。そのうちな・・・なおにも紹介するけど・・・俺好きな子できた。」

え?そんなん・・・今までも何人も付き合ってたじゃん?

「今までの子たちとはちがうってこと?」

「そうみたいだな・・・。俺も戸惑ってるけど・・・かなり・・・本気・・・ヤバイほど本気・・・。」

蒼大・・・

わたしは蒼大の赤らめた顔を見てうれしくなった。

「やるじゃん!」

「なおもだろ?このまま玉の輿のっちゃえよ。」

「え?そんな先の話・・・まだしなくていいって。」

蒼大はにんまり笑った。

「幸せになれよ。なお。今まで苦労した分。」

「何よ。もう結婚するみたいな言い方・・・。」

「するって・・・。そのうち・・・。」


わたしたちはその夜、長いことリビングで飲みながら語り合った・・・。



蒼大と血の繋がりがあろうがなかろうが・・・
蒼大はわたしの弟だ。

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