オレ様御曹司 と 極上KISS
~久遠翔side~

その後、瑠璃子はぴったりと何も言ってこなくなった。

たぶん、爺さんが何かしたのだろう。

会社にも箝口令が引かれ、少なくともおおやけには瑠璃子の話はでなくなった。


落ち着いたら、俺はなおとの婚約を発表するつもりだ。

なおにはまだ言ってない・・・。


今日はクリスマスイヴ・・・

仕事終わりにフレンチを予約してある。

なおを連れてきたらさっきからおいしいおいしいと連発している。

「おまえ、ほんっと食べるの好きだよな。これからクリスマスと正月でブクブクでぶるぞ。」

「ほっといてよね。おいしいものはおいしいのよ。」

ぷくっとふくれた顔もかわいい。

なおが食べるの好きなのは俺は最初から好きだった。

こんなにおいしそうに食べるやつだったらどんなとこ連れてったって連れてきガイがあるってものだ。

「蒼大は?」

「デートに決まってるわよ。茉由ちゃんとお泊りデートだってさ。長野に。」

「長野!?本気だな・・・蒼大も。」

「そのようね・・・。」

あいつも本気で好きな女ができてよかった・・・。
なおのことはたぶんこじらせ愛なんだから・・・。

そのあとでてきたデザートも満面の笑みで食べるなおをみながら俺は満足し、ふたりで店を出た。


夜景の綺麗な丘なんて・・・来たことなかった・・・。
今までの彼女とはこんな時間すごしたことない・・・。
けど・・・なおとはどんなとこいっても・・・減らず口ばっかお互いたたいてるけど・・・楽しいんだ。
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