オレ様御曹司 と 極上KISS
~久遠翔side~
「お前の新しい秘書が一条なおだなんて聞いてないぞ。」
ナンシーの家でようやく2人で話す時間ができた賢太郎と俺は、テラスに座って話し込んでいた。
最初は仕事の話をしていたけれど、突然賢太郎が言ったのだ。
「話してないからな。」
突然のフリに賢太郎から視線をそらす・・・。
「ふん。まだ忘れてなかったのかよ。
てか・・・お前わかりやすすぎ・・・。」
「なにがだよ。」
「こっちきてから一条にほかの男が話す隙を与えないようにかなり目を光らせてるだろ。」
「は?」
「ちょっとでも話したそうに近づいてきたら、睨みいれて退散させてんじゃん。」
「ほっとけよ。」
赤くなるしかない・・・。
賢太郎には昔からかなわない。
小学校からずっと藤南に通う賢太郎とは唯一無二の親友、いや兄弟といってもいいくらいのやつだ。
東家はもともと久遠家に仕えていたが、賢太郎の両親が職務中の事故で早くに他界したので、久遠家すなわち親父がずっと賢太郎の面倒を見ている。
そのままKNグループに就職し、今や俺にはなくてはならない右腕となっている。
「邪魔すんなよ。
やっと手に入れたんだから・・・。」
「邪魔はしないけど・・・。
お前は好きな子いじめるタイプだからな・・・。
またわかりにくいアピールの仕方してたらそのうち逃げられるぞ。」
「・・・」
図星過ぎてなにも言えない・・・。
「まぁ・・・よかったじゃん。
とりあえずのところは再会できて・・・。」
「まぁな・・・。」
「逃げられないようにしろよ。」
賢太郎はワインを飲みながら笑った。
「お前の新しい秘書が一条なおだなんて聞いてないぞ。」
ナンシーの家でようやく2人で話す時間ができた賢太郎と俺は、テラスに座って話し込んでいた。
最初は仕事の話をしていたけれど、突然賢太郎が言ったのだ。
「話してないからな。」
突然のフリに賢太郎から視線をそらす・・・。
「ふん。まだ忘れてなかったのかよ。
てか・・・お前わかりやすすぎ・・・。」
「なにがだよ。」
「こっちきてから一条にほかの男が話す隙を与えないようにかなり目を光らせてるだろ。」
「は?」
「ちょっとでも話したそうに近づいてきたら、睨みいれて退散させてんじゃん。」
「ほっとけよ。」
赤くなるしかない・・・。
賢太郎には昔からかなわない。
小学校からずっと藤南に通う賢太郎とは唯一無二の親友、いや兄弟といってもいいくらいのやつだ。
東家はもともと久遠家に仕えていたが、賢太郎の両親が職務中の事故で早くに他界したので、久遠家すなわち親父がずっと賢太郎の面倒を見ている。
そのままKNグループに就職し、今や俺にはなくてはならない右腕となっている。
「邪魔すんなよ。
やっと手に入れたんだから・・・。」
「邪魔はしないけど・・・。
お前は好きな子いじめるタイプだからな・・・。
またわかりにくいアピールの仕方してたらそのうち逃げられるぞ。」
「・・・」
図星過ぎてなにも言えない・・・。
「まぁ・・・よかったじゃん。
とりあえずのところは再会できて・・・。」
「まぁな・・・。」
「逃げられないようにしろよ。」
賢太郎はワインを飲みながら笑った。