壊れそうなほど。
啓吾の実家か……。

行きたくないわけではない。

彼のご両親に既に何度も何度も会っていて、それこそ娘みたいにとても可愛がってもらっている。

ただ、結婚の件を報告してからというもの、どうにも気を使ってしまうのだ。無駄に家の中のことを手伝ってしまうし、啓吾よりもご両親と話すように意識したり。

結婚までまだ1年半弱あるのに、早くも新米のお嫁さんのようなプレッシャーを勝手に感じ、一人で空回って気疲れしている。

嫁ぐって大変だわ。

ふぅっと生意気なため息ををつきつつ、スマホの画面の右上に目をやる。時刻は午後11時を少し過ぎた所だ。

少し多めに息を吸いこんだら、自然に口が開いた。ふあぁ、と大きな欠伸1つ。

そういえば眠い。昨日ゲームで夜更かししたせいだ。
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