私たちの六年目
「ごめん、梨華。俺、ちょっと出かけて来る!」
そう言うと俺は、梨華の手を自分から離して急いで玄関へと向かった。
「出かけて来るって、どこへ行くの?」
慌てて追いかけてくる梨華。
そして、靴を履いている俺の腕をグイッと引いた。
「どこに行くの? なんで急に?
嫌よ!
ちゃんと説明してくれないと、この手を絶対に離さないから」
「頼む、梨華。行かせてくれ。
すごく大事な用事なんだ」
今行かないと、絶対に後悔する……!
「大事って、何?
私より大切なものがあるって言うの?」
大切なもの……?
それを思い浮かべたら、胸の奥がギュッと締め付けられた。
「もしかしたら、そうかもしれない。
だから……。
それを確かめに行きたいんだ」
「は?」
首を傾げる梨華。
「梨華、今夜はここに泊まってもいいし、自分の部屋に帰ってもいい。
好きにしていいから」
「秀哉?」
「本当にごめん……!」
そう言うと俺は、梨華の手を離して玄関を飛び出した。
そしてアパートを出ると、猛スピードで走り始めた。
そう言うと俺は、梨華の手を自分から離して急いで玄関へと向かった。
「出かけて来るって、どこへ行くの?」
慌てて追いかけてくる梨華。
そして、靴を履いている俺の腕をグイッと引いた。
「どこに行くの? なんで急に?
嫌よ!
ちゃんと説明してくれないと、この手を絶対に離さないから」
「頼む、梨華。行かせてくれ。
すごく大事な用事なんだ」
今行かないと、絶対に後悔する……!
「大事って、何?
私より大切なものがあるって言うの?」
大切なもの……?
それを思い浮かべたら、胸の奥がギュッと締め付けられた。
「もしかしたら、そうかもしれない。
だから……。
それを確かめに行きたいんだ」
「は?」
首を傾げる梨華。
「梨華、今夜はここに泊まってもいいし、自分の部屋に帰ってもいい。
好きにしていいから」
「秀哉?」
「本当にごめん……!」
そう言うと俺は、梨華の手を離して玄関を飛び出した。
そしてアパートを出ると、猛スピードで走り始めた。