私たちの六年目
「菜穂、あのさ……」
「ん……?」
「こんなこと言ったら、きっと菜穂は怒ると思うけど」
何……?
一体、何を言おうとしているの……?
「キスしていい……?」
まさかの言葉に、思わず秀哉の顔を見上げた。
ここへ来て、初めてまともに発した言葉がそれ?
「いい……?」
また聞かれて、私は無言でブンブンと首を横に振った。
そんなこと出来るわけがない。
少なくとも、今は……。
「お願い、菜穂。
あとで俺のこと、好きなだけ殴ってもいいから……っ」
苦しそうに必死に訴える秀哉。
本気で言ってるんだ。
どうして……?
「無理だよ、秀哉。
そんなこと、絶対に出来ない」
秀哉には、梨華がいるのに。
秀哉は、梨華が好きなのに。
なんでそんなことを言うの……?
どうしていいかわからずに、下を向いたら。
秀哉が右手で私の頬をすっぽりと包み込んだ。
あ、どうしよう。
本当にするつもりだ。
まずいと思った私は、顔を横に背けようとした。
だけど秀哉はそうさせないように、私の顔をクイッと自分の方へ向けて。
少し強引に私の唇を塞いだ。
「ん……?」
「こんなこと言ったら、きっと菜穂は怒ると思うけど」
何……?
一体、何を言おうとしているの……?
「キスしていい……?」
まさかの言葉に、思わず秀哉の顔を見上げた。
ここへ来て、初めてまともに発した言葉がそれ?
「いい……?」
また聞かれて、私は無言でブンブンと首を横に振った。
そんなこと出来るわけがない。
少なくとも、今は……。
「お願い、菜穂。
あとで俺のこと、好きなだけ殴ってもいいから……っ」
苦しそうに必死に訴える秀哉。
本気で言ってるんだ。
どうして……?
「無理だよ、秀哉。
そんなこと、絶対に出来ない」
秀哉には、梨華がいるのに。
秀哉は、梨華が好きなのに。
なんでそんなことを言うの……?
どうしていいかわからずに、下を向いたら。
秀哉が右手で私の頬をすっぽりと包み込んだ。
あ、どうしよう。
本当にするつもりだ。
まずいと思った私は、顔を横に背けようとした。
だけど秀哉はそうさせないように、私の顔をクイッと自分の方へ向けて。
少し強引に私の唇を塞いだ。