私たちの六年目
「参ったな……。
そこまで長いと、正直ショックです。
だけど、菜穂さんが秀哉さんを想っていることを、あれだけ必死に隠すってことは。
秀哉さんは、菜穂さんの気持ちを知らないってことですよね?」
「……うん」
「五年もあれば、告白するチャンスはあったでしょう?
しかも、親しい間柄なのに。
なんでしなかったんですか?
僕なら我慢出来ませんよ。
現に知り合って一ヶ月ちょっとで、菜穂さんに告白したわけだし」
思わず、クスッと笑ってしまった。
確かに一ヶ月と五年って、随分違うよね。
「もちろん好きって言いたかったよ。
それはもう、何度もね……。
でも、彼には好きな人がいるのに。
さらには、その恋の相談もされるのに。
そんなことが言える?」
言えるわけない。
絶対に振られるとわかっていて……。
「秀哉さんには、好きな人がいるんですね。
彼女はいないとおっしゃってましたけど」
「うん……。秀哉も片想いなのよ」
「片想い……ですか。
秀哉さんほどかっこ良ければ、振り向かせられそうな気がしますけどね」
「私もそう思ってたんだけど、秀哉の好きな子には他に好きな人がいてね。
その人のことしか見えてないのよ。
それでも秀哉は、大学を卒業する前にちゃんと告白したのよ。
でも、結果はダメだった……」
そこまで長いと、正直ショックです。
だけど、菜穂さんが秀哉さんを想っていることを、あれだけ必死に隠すってことは。
秀哉さんは、菜穂さんの気持ちを知らないってことですよね?」
「……うん」
「五年もあれば、告白するチャンスはあったでしょう?
しかも、親しい間柄なのに。
なんでしなかったんですか?
僕なら我慢出来ませんよ。
現に知り合って一ヶ月ちょっとで、菜穂さんに告白したわけだし」
思わず、クスッと笑ってしまった。
確かに一ヶ月と五年って、随分違うよね。
「もちろん好きって言いたかったよ。
それはもう、何度もね……。
でも、彼には好きな人がいるのに。
さらには、その恋の相談もされるのに。
そんなことが言える?」
言えるわけない。
絶対に振られるとわかっていて……。
「秀哉さんには、好きな人がいるんですね。
彼女はいないとおっしゃってましたけど」
「うん……。秀哉も片想いなのよ」
「片想い……ですか。
秀哉さんほどかっこ良ければ、振り向かせられそうな気がしますけどね」
「私もそう思ってたんだけど、秀哉の好きな子には他に好きな人がいてね。
その人のことしか見えてないのよ。
それでも秀哉は、大学を卒業する前にちゃんと告白したのよ。
でも、結果はダメだった……」