目が覚めると君がいた【短】



ヤバい…
まじで頭割れそう…だ…


ズキッー…
ズキッーー…


だんだん酷くなる頭の痛み
に耐えながら必死で思い出してくれと願った



「だ…大丈夫かよ」


悟が心配そうに言う


「陸哉…」






ふわっ




え?

気がつくと
岸部が俺を抱きしめていた



「思い出さなくていいよ……」


「紗理奈ちゃん!?」


母さんが言った



「いいんです…陸哉が痛い思いをするのはこれ以上嫌なんです…見たくないんです」



っ………痛い…
でも……落ち着く…



なんでか
ものすごい…



あったかくて落ち着く…




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