学校一クールなキミのお世話係になりました
体育が終わって自分の着替えを済ませてから急いで、教室へ戻った。
「ごめん、北原君遅くなって」
不機嫌そうな表情の北原君は、クラスの女子達3人に囲まれていた。
もう、ほとんど着替えが終わっていたみたいだったけど、カッターシャツのボタンが上からいくつか開いていてネクタイもまだ締めてはいなかった。
胸元が開いていて、ちょっと気になり勝手に目線がいっちゃう。
北原くんの色気がダダ漏れで、周りの女子達の視線も集めまくっている。
彼の周りに集まってきていた3人の女子のうちの一人、安藤さんがニコニコしながら彼に手を伸ばしてきた。
「北原君、私がネクタイしてあげる」
彼女は、甘ったるい声で小首を傾げるような仕草で彼に話しかけた。