眼鏡フェチな私
「……うん」

とりあえず、これ着てて。

そう言って渡されたシャツを手に浴室に向かう。
シャワーを浴びて次第にあたまがはっきりして……さっきの克充の顔に、違和感。

えっと。
えーっと。
えーっと?

「あーっ!!!!!!」

「なに?
大声出して。
……あー、もう。
髪ちゃんと拭いてこないから」

私を椅子に座らせ、何事もなかったかのようにタオルを持ってきて髪を拭いてくれるんだけど。

……だけど。

「……眼鏡」

「え?」

「なんで眼鏡なん!?」

……そう。
克充の顔の上には黒縁眼鏡が載っているのだ。
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