終わらない物語を、君に
ふと思い浮かんだことがそのあと、現実になる。

まだ気づかないうちはなにも考えずに口にしていたが、あまりに当たるものだから周囲が気味悪がり、言わなくなった。

いいことばかりならまだしも、悪いことも当たる。

言わないようにはしていたが、大怪我や命に関わることだと黙っていられない。

結局、忠告をしてしまう上にそれが当たるから、気味悪がられ村にいられなくなり、転々とする暮らしを送っていた。


いくつ目かの村で暮らしていたとき、教会から使いが来た。
気味の悪い予言をするレスティンは魔女だというのだ。

「みんなを事故や災害から守ってきたレスティンは魔女じゃないわ」

連れて行かれようとするレスティンを、姉が止める。

「それに、私がレスティンにそう言うように言ったんだもの」

自分をかばう姉を泣いて止めた。
レスティンにはこれが、永遠の別れになることがわかっていたから。
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