終わらない物語を、君に
「大丈夫。
神様は無実の人間を殺したりしないわ。
すぐに帰ってくるから」

笑って出ていった姉は、……まもなく魔女として処刑された。



レスティンの話を聞いて、スクーナはいろいろと納得がいった。
今回、村人を救ったことだけじゃない、カードもきっとその力が有利に働いていた。

「君には少し先の見える力があるんだと思う」

一瞬、驚いた顔をしたレスティンだったがすぐに、歪んだ笑みを浮かべた。

「私は本当に魔女だったんだ」

くっくっくっ、嘲るように笑うレスティンにスクーナは悲しくなった。
レスティンにこんな風に笑って欲しい訳じゃない。

……じゃあ僕は、レスティンにどんな風に笑ってほししかったんだろう。
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