終わらない物語を、君に
「……怖いか?」

おそるおそる聞いた声は震えていた。
そんなスクーナにレスティンが僅かに首を振る。

「ううん、怖くなんかないわ。
あなたはずっと、私に優しかったもの」

レスティンの手がスクーナの頬にふれる。
そっと手を重ねると胸が詰まって、なにかがせり上がってくる。

「でも残念ね。
私は魔女じゃなかったみたい。
ずっと、あなたの話を聞いていたかったのに」

「レスティン……」

頬の上を暖かい滴が転げ落ちていった。
少しずつ、レスティンの瞳から光が消えていく。

「許してね。
あなたひとりを残して逝くことを……」

そっと瞼が閉じられ、一筋の涙がすぅーっとレスティンの頬を伝い落ちていった。
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