終わらない物語を、君に
「レスティン?
レスティン、レスティン!」
もう一度目を開けて、笑って欲しい。
けれどスクーナの願いはむなしく、どんなに身体を揺すってもレスティンは目を開けない。
「レスティーン!」
一晩中、山の中にスクーナの慟哭が響きわたっていた。
「その吸血鬼はそれからどうしたの?」
「さあてね。
……ほら、もう寝た、寝た」
祖母に布団をぽんぽんとされ、目を閉じる。
……その晩、私は夢を見た。
満月が照らす部屋の中、祖母の話に出てきた吸血鬼とそっくりな男が、一心不乱にペンを走らせている。
ふと、私に気づいたのか、男がペンを止め、振り返った。
「レスティン」
ああ、私は……。
【終】
レスティン、レスティン!」
もう一度目を開けて、笑って欲しい。
けれどスクーナの願いはむなしく、どんなに身体を揺すってもレスティンは目を開けない。
「レスティーン!」
一晩中、山の中にスクーナの慟哭が響きわたっていた。
「その吸血鬼はそれからどうしたの?」
「さあてね。
……ほら、もう寝た、寝た」
祖母に布団をぽんぽんとされ、目を閉じる。
……その晩、私は夢を見た。
満月が照らす部屋の中、祖母の話に出てきた吸血鬼とそっくりな男が、一心不乱にペンを走らせている。
ふと、私に気づいたのか、男がペンを止め、振り返った。
「レスティン」
ああ、私は……。
【終】


