終わらない物語を、君に
意地になって勝負を続けるがやはり、夜もとっぷりと暮れ、酒場の店主に追い出されるまでやっても勝てなかった。


その日もいつものように村の酒場に行くと、レスティンの前に男。
先客がいるようだ。

……レスティンの相手は僕なのに。

なぜか一瞬、むっとしたことにスクーナは気づいていない。

「くそっ、俺の負けかよ!」

テーブルにカードを叩きつけた、男の背後に立っているスクーナに気づいたのか、レスティンが僅かに笑った。

「今日はここまでね。
次の相手が来たから」

「俺ももう金がない。
……次こそ!
次こそは必ず勝つからな!」

がたがたと荒い音を立てて椅子から立ち上がった男は、レスティンにびしっと人差し指を突きつける。
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