終わらない物語を、君に
「気のせいじゃないのか」

「……でも、だいたい当たるのよ」

眉間にしわを寄せたレスティンは、なにか苦しんでいるようだった。



翌日は昨晩の星空が嘘のように、土砂降りの雨だった。

「橋が落ちた!」

昼前にその知らせが村に飛び込んできた。
雨が上がり、集まった村人の中にはレオナルドの姿もあってレスティンはほっとした。



夜の酒場は落ちた橋の話で持ちきりだった。

「レスティンのおかげだ」

ばしばしとレオナルドが背中を叩いてくる。
これくらいの雨なら多少の無理をすれば大丈夫だとは思ったものの、レスティンの言葉が気になって様子を見ることにしたのだという。
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