俺の新妻~御曹司の煽られる独占欲~
雅な器にもられた和食を美しいとは思うけど、自分が食べるなら炊き立ての白いご飯に佃煮が乗ってるだけで十分幸せだし、父が買ってくれる高価な着物も帯も、実家の床の間に置いてある歴史ある掛け軸も、価値のある調度品も、正直どうでもいい。
それよりも私は実家を出て、小さなアパートにこたつを置いて、DVDを見ながら寝落ちしたり、真夜中の炭水化物の罪悪感を無視してカップラーメンを食べたり、ときには自炊をせずコンビニごはんで済ませたり。
そういうささやかで自堕落で平凡な日々を送ってみたいんだ!
そしてできるなら、恋だってしてみたい。
好きな人をつくって、手を繋いで一緒に歩いたり、頭をなでてもらったり、キスをしたり……。
そんな妄想をするだけで、胸がときめき頬に熱が集まる。