俺の新妻~御曹司の煽られる独占欲~
「そう思うなら、俺と一緒に寝ればいい」
しれっとそう言う和樹さんに、私は顔をしかめて黙り込んだ。
なんだかまんまと騙されてはめられているような気がするけど……。
「わかりました」
私がしぶしぶ了承すると、和樹さんは少し驚いたようにこちらを見た。
「これからは俺と一緒のベッドでいいのか?」
「だって、仕方ないじゃないですか」
ふくれっつらでそう言うと、和樹さんがうれしそうな笑みをこぼす。
「でも!」
「でも?」
「む、胸とかに触るのは、ダメですからね!」
私か顔を真っ赤にしてそう言うと、和樹さんはぐっと言葉につまった。
そのまま額に手を当てて、天井をあおぐ。
「……わかった。一緒のベッドで寝ても俺からは指一本さわらない」
ため息まじりにそう言われ、ほっと息を吐き出した。
私が安心した途端、和樹さんは耳元に口をよせささやく。
「でも、鈴花からなら俺に抱き着いてきていいんだからな」
甘い声でそう言われ私が目を見開くと、和樹さんは意地悪な表情でくすりと笑った。