俺の新妻~御曹司の煽られる独占欲~

「……うれしすぎて、気絶しそうです」

私がそう答えると、和樹さんは噴き出すように笑って、私のことを抱きしめた。

「これからたっぷりとベッドの上で俺の妻を可愛がる予定なんだから、今気絶されると困る」
「ベッドの上で可愛がるって、なんだか言い方がいやらしいです」

思わず頬を赤らめると唇に触れるだけのキスをして、「知らなかったか?」とにやりと笑う。

「知らなかったです」


和樹さんがこんな人だったなんて、私はなにも知らなかった。

冷血で傲慢に見えて、本当は懐が広くて優しいところも、頼りがいがあってかっこいいところも、ナスが虫に見えるなんて言うこどもっぽいところも、ささいなことに喜んで幸せだと言ってくれるところも。
全部、全部、夫婦になってからはじめて知った。


視線を合わせて微笑みあい、左手を差し出すと薬指に和樹さんが優しく指輪をはめてくれた。


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