ワタシの秘密(黒王子VS地味子)
ぐ、偶然、、、?





そんなわけないか、、、。





なにかあるよね。




「ありがとう。晃。助かった。」





「ああ。いつでも頼って来いよ。」





「うん。ありがと。」




そういって私は電話を切った。




まずは出演者調べなきゃね。





こういうのはあの人に聞くのが一番。





私は部屋から出た。





「涼。」





「あぁ?」





「夢愛たちが今、撮ってるドラマってわかる?」





「あ?あぁ。ほら。」





涼は引き出しから出演者の紙を出してきてくれた。





麗衣ちゃんだ、、、。





そこには麗衣ちゃんの名前がのっている。





監督は、、、、藤崎監督か。





藤崎監督は私のドラマをよくとってくださる方。





監督の中でも一番仲がいいと思う。





「藤崎監督なら聞けそうだな。」





会いに行くか。





「ねぇ、このドラマって次いつ?」





「今日、今やってるぞ。とりあえず3人のシーンは後回しでほかのシーンを先にやろうってことらしい。」





「わかった。ありがとう。」





「なんか、わかったか?」





龍雅に聞かれて私は晃から聞いたことを話した。





「確かにそれは変だな。」





「でしょ?だから藤崎監督に会いに行くのが一番だと思って。だから行ってくる。」





「そうだな。それが一番だな。気を付けていって来いよ。」





「心寧、GPSオンにしとけよ!!」





「うん!!」





ほんとどこまで過保護なんだ、あの人たちは。





私は3人に見送られて如月を出た。





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