それでも君を
「大丈夫、ちゃんと治療すれば良くなるよ」



突然の告知となってしまったことに颯くんがフォローを入れてくれるけれど、周りの心配に反して、自分の心はなぜか落ち着いていた。



「うん…。入院、だよね?」



「その方がいいだろうな。」



「そっか…」



「今日はやだ!って言わないのか?」



すんなりと受け入れた私をみて、颯くんがからかうようにそんなことを言う。



「高校生の私なら言ってたかも…。今は少しその必要性が分かるから」



そうなるかもしれないと心の準備もしていたし、なぜ必要なのかを理解出来れば、そこまで暴れずに済むらしい。



「これで大人しく治療も受けてくれたら最高だね」



「それは…約束できないかも」



ここはハッキリ言っておかなきゃ、この後何をされるか分かったものではない。

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