それでも君を
ピッピッピッ



電子音が響く室内で静かに眠る恵那ちゃんの傍に座り、そっと囁きかける。



「早く目を覚まして教えて。恵那ちゃんのことを」



彼女からの答えはない。



そんな日々が数日続いた。



まだ彼女は目を覚ましていない。



救急へと運び込まれた日からずっと、私は恵那ちゃんに付きっきりになっている。

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