それでも君を
「じゃあ真島先生は私と」



奥の方からはい!という返事が聞こえる。



近くまできて、真島先生から改めて元気な挨拶をもらった。



「真島です!よろしくお願いします!」



あれ…?



どこかでみたことあるような…?



「あ、立川です。よろしくお願いします」



いけない、しっかりしないと。



「じゃあ、さっそくだけど…病棟行こうか」



「はいっ!」



病棟へと並んで歩く途中、私の違和感の正体はすぐに解決することとなる。


< 620 / 686 >

この作品をシェア

pagetop