それでも君を
自宅に帰ってからも、頭の中は颯くんから聞いた治療のことでいっぱいだった。



夕食後、真ちゃんに切り出してみる。



「副作用とか…あるんだよね?」



「うーん、それは人によるかな。ちょっと重く出る人もいれば、気にならない程度の人もいるし」



「全くでない人はいないの?」



「いるよ。でもやっぱりなにかしら起きることが多いね」



「そうなんだ…」



どの程度続くものなのだろう。



副作用で辛い日が多いなら、その治療に意味はあるのだろうか。



「やってみて辛かったらまた考えよう」



真ちゃんもやらなくていいとは言わない。



むしろ、受けてほしいという切実な思いが、静かな声の端々から漏れ出している。
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