それでも君を
見つかったら怒られるんだろうな……



それとも失望させちゃうかな……



そんな考えが頭の中を巡るが、足はやはり診察室へは向かない。



「……はぁ…っ」



小さく吐き出したため息が、秋の涼しい風に混ざって消えていく。



逃げたって何の解決にもならない。



誰に言われなくたって、そんなことはもちろんわかっている。



わかっているけど、またあの副作用と戦うのかと思うとどうしても身体がすくんでしまうのだ。

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