それでも君を
「気持ち悪いのも……ずっと体調が戻らないのも……いつまで続ければいいのか分からなくて……本当はすごく、怖かった…っ」
両手で顔を覆い、しゃくりあげる私の背中を、颯くんの大きな手が優しくポンポンと叩く。
「うん。……よく言えたな」
颯くんの誇らしげで、どこか泣きそうな声が聞こえた。
「全部理解してやれるなんておこがましいことは言わない。代わってやることもできない。……でもな、そばにいて励ましたり、慰めたり、愚痴を聞くことくらいはいくらだってできる。いくら梨央が平気って強がったって、俺たちは絶対にやめないからな」
「何度でも言ってあげるよ。辛いときは辛いって、泣いていいって。」
真ちゃんが私の涙を指で優しく掬い取ってくれる。
風が吹き抜け、中庭の木々がさわさわと音を立てた。
両手で顔を覆い、しゃくりあげる私の背中を、颯くんの大きな手が優しくポンポンと叩く。
「うん。……よく言えたな」
颯くんの誇らしげで、どこか泣きそうな声が聞こえた。
「全部理解してやれるなんておこがましいことは言わない。代わってやることもできない。……でもな、そばにいて励ましたり、慰めたり、愚痴を聞くことくらいはいくらだってできる。いくら梨央が平気って強がったって、俺たちは絶対にやめないからな」
「何度でも言ってあげるよ。辛いときは辛いって、泣いていいって。」
真ちゃんが私の涙を指で優しく掬い取ってくれる。
風が吹き抜け、中庭の木々がさわさわと音を立てた。