それでも君を
嬉し涙を拭いながら頷くと、真ちゃんは私の手を取り、左手の薬指に小さな箱から取り出した指輪をそっと滑り込ませた。
夕暮れの街灯の光に照らされて、繊細なレース細工のようなプラチナの枠と、そこに散りばめられた小さなダイヤがキラキラと輝く。
私の細い指にしっくりと馴染むそのデザインは、真ちゃんがたくさん私のことを考えて選んでくれたものだろう。
それが痛いくらいに伝わってきて、胸がぎゅっと熱くなった。
「すごくきれい……。さすが、私の好み、よく分かってるね」
「任せてよ。ずっと梨央の指にこれを嵌める瞬間を想像してたんだから……うん、すごく似合ってる」
止まっていた私の時間は、病状の改善とともに、大切な人と歩む新しい未来へ向かって、鮮やかに動き始めていた。
〜〜✴︎〜〜終わり〜〜✴︎〜〜
夕暮れの街灯の光に照らされて、繊細なレース細工のようなプラチナの枠と、そこに散りばめられた小さなダイヤがキラキラと輝く。
私の細い指にしっくりと馴染むそのデザインは、真ちゃんがたくさん私のことを考えて選んでくれたものだろう。
それが痛いくらいに伝わってきて、胸がぎゅっと熱くなった。
「すごくきれい……。さすが、私の好み、よく分かってるね」
「任せてよ。ずっと梨央の指にこれを嵌める瞬間を想像してたんだから……うん、すごく似合ってる」
止まっていた私の時間は、病状の改善とともに、大切な人と歩む新しい未来へ向かって、鮮やかに動き始めていた。
〜〜✴︎〜〜終わり〜〜✴︎〜〜