それでも君を
「それは先生のせいじゃない」
少し悲しそうな顔を見せる先生に、思わずそんな言葉が口から出る。
「全く僕のせいじゃないとは言い切れません。
…っと、論点がズレちゃいましたね。とにかく、今は無理する時じゃありませんよ。また再燃したら嫌でしょう?」
話が逸れたと思ったのに、ちゃんと軌道修正されてしまった。
「まだ寝てなきゃダメだった?」
せっかく退院したのに、それじゃあ入院中と変わんないじゃん…
嗜められて、しゅんとする。
「ベッドで寝ていないといけないということではありませんが、この炎天下にいきなり外出は少し飛ばしすぎです。体力も少しずつ戻るはずですから、ゆっくり行きましょう」
少し悲しそうな顔を見せる先生に、思わずそんな言葉が口から出る。
「全く僕のせいじゃないとは言い切れません。
…っと、論点がズレちゃいましたね。とにかく、今は無理する時じゃありませんよ。また再燃したら嫌でしょう?」
話が逸れたと思ったのに、ちゃんと軌道修正されてしまった。
「まだ寝てなきゃダメだった?」
せっかく退院したのに、それじゃあ入院中と変わんないじゃん…
嗜められて、しゅんとする。
「ベッドで寝ていないといけないということではありませんが、この炎天下にいきなり外出は少し飛ばしすぎです。体力も少しずつ戻るはずですから、ゆっくり行きましょう」